初日の出を見よう

一年で最初のイベント「初日の出」の時間を調べてみました。
日本列島の一番東にある根室は6時50分ですが
平地で一番最初に日が昇るのは
千葉県の犬吠崎で6時46分です。
西日本は7時台で、大阪は7時05分、
福岡は7時23分で、少し寝坊をしても大丈夫そうですね。
でも、人気の初日の出スポットで見たい人は
早めに場所取りをした方がいいですよ。
気になる初日の出の時間の天気ですが
日本海側の地方は過去10年すっきりしない年が多くなっています。
一方、太平洋側の天気に恵まれた年が多く、
8割前後の確率で初日の出を見ることができました。
でも、天気に恵まれたとしても油断はしないで下さい。
日が昇る時は一日の中で一番気温が低くなります。
防寒対策をきちんとしないと、
初日の出まで待ちきれなくなってしまいますよ。
それでは皆さん、よい新年をお迎えください。
(wayo-nihongo2)
2016年12月29日 08:38 |
個別ページ
高いところは日の出が早い

皆さんは、初日の出を早く見るために、屋上などに登ったことがありますか?
日の出を高い所で早く見られるのは、地球が丸いからです。
地上から見るのと、高い所に上がって見るのとでは見通せる距離が違い、
日の出の時刻も違ってきます。
数千メートルもの山に登ると、日の出は10分くらい早くなるのです。
日の出の時刻の違いを計算で求めると、
東京タワーの展望台や高層ビルの屋上では
地上との高度差が250から300メートルくらいで、
2分ほど日の出が早く見られます。
900メートル弱の高さの筑波山で4分、
1500メートル近い丹沢塔ヶ岳では、6分も早いのです。
そして、3776メートルの富士山頂では、
地上より9分ほど早く初日の出が見られます。
(wayo-nihongo2)
2016年12月28日 09:55 |
個別ページ
流氷初日と接岸初日

冬の季節風が強まると、オホーツク海に氷の季節がやってきます。
シベリア大陸の沿岸で海が凍り始めるのが12月。
やがて海に流れ出た氷は、
平年では1月の半ばから2月にかけて、北海道の沿岸まで南下します。
この流氷の動きを気象台でも観測しています。
その冬初めて、陸地から目で見える範囲に流氷が現れた日、
これが「流氷初日(しょにち)」です。
また、「流氷接岸初日(せつがんしょにち)」というのは、
海岸の8割以上が流氷に覆われて、海が氷に閉ざされた最初の日です。
風の向きや強さによっては、昨日まで青かった海が
一夜にして流氷に覆われるということもあります。
参考までに。
カキなどを養殖をしているサロマ湖では、
湖が結氷する前に流氷が流れ込み、養殖いかだに被害が出たことがありました。
今年は湖と海の境目に防御ネットを設置したので、流氷対策は万全とのこと。
(wayo-nihongo2)
2016年12月27日 13:49 |
個別ページ
冬は朝・夏は夕方

”冬は朝、夏は夕方”。
これは大気汚染が起こりやすい時間帯です。
大気汚染は季節によって時間帯が変わり、原因となる物質も変わります。
冬の大気汚染の主役は窒素酸化物。二酸化窒素や一酸化窒素などです。
窒素酸化物の濃度は、だいたい朝から昼前にピークが現れます。
発生源は工場や自動車で、家庭での暖房でも排出されます。
放射冷却が進んで、地面付近の空気が極端に冷えると、
上空の冷やされていない空気との間に境目ができます。
この境目の下では冷えた空気とともに、汚れた空気がたまってしまいます。
昼間になって気温が上がり空気が混じり合うようになると、
四方八方に広がって、汚染物質の濃度が下がります。
冷え込んだ朝、地面に近いところがぼんやり白く霞んでいたら、
汚れた空気がたまり、汚染物質の濃度が上がっています。
一方、夏の大気汚染の主役は光化学オキシダント、
一般に光化学スモッグと呼ばれます。
光化学オキシダントは、窒素酸化物や硫黄酸化物などが、
強い紫外線を受けて化学変化したもので、
陽射しの強まる昼から夕方が、一番濃度が上がる時間帯です。
(wayo-nihongo2)
2016年12月26日 10:14 |
個別ページ
クリスマスのお菓子

クリスマスはプレゼントだけではなく、
おいしいものをたくさん食べられることも楽しみのひとつですね。
世界(おもにヨーロッパ)で、クリスマスに
食べる代表的なケーキを紹介します。
まずはフランス。
フランスでは、クリスマスの1週間前から長い1本の薪を暖炉で燃やし続け、
当日までに炊きつくす習慣があります。
その薪をかたどったクリスマスケーキがこのブッシュ・ド・ノエルです。
木の幹のようにフォークで筋をつけるのが特徴ですよね。
もうひとつクロカンブシュは小さなシュークリームにあめをかけ、
ピラミッド形に積み上げたケーキです。
クリスマスだけでなく結婚式などのお祝いにも作られますよね。
次はイタリア。
パネトーネはミラノの名物で、干しぶどうや果物の皮の砂糖漬けが入った
クリスマス用のパンです。
イーストで発酵させ、高く焼き上げた円筒形が特徴です。
そしてイギリスはプディング。
本来イギリスの伝統的なクリスマスケーキです。
写真はプディング風のフルーツケーキですが、
本来は1か月も前からミンスミートを漬けこみ、
それを3~4時間もかけてゆでて作ります。
ミンスミートは、ケンネ脂という牛の腎臓のまわりについた脂と粉、
りんご、ドライフルーツなどを混ぜて作ります。
ドイツではヘクセンハウス。
「ヘクセン」はドイツ語で「魔女の家」のこと。
ヨーロッパやアメリカの伝統的なクリスマスケーキです。
どれもおいしそうですね。
日本ではイチゴのショートケーキが定番でしょうか?
集まる人数に合わせてケーキの大きさも選べるようになりましたよね。
皆さんはどんなクリスマスを過ごすのでしょうか?
(wayo-nihongo2)
2016年12月22日 09:29 |
個別ページ
冬至と夏至の昼くらべ

冬至、北半球では太陽の高さが一年で一番低い日。
光の季節では冬の真ん中、季節の折り返し点です。
昼の時間が一番短いのは冬至、長いのは夏至、
というのは日本全国共通ですが、
その時間の差は北へいくほど大きくなります。
冬至と夏至の昼の時間を比べてみましょう。
北緯26度の那覇はおよそ3時間、
北緯35度の東京はおよそ5時間です。
これが北緯43度の札幌では、
夏至に比べて6時間以上、那覇の2倍も短くなります。
その上、太陽の高度が低いので光そのものが弱々しく、
まさに光の真冬を実感します。
緯度の高い地域は、北へいくほど、
光の季節の移り変わりがはっきりしているということです。
一陽来復(いちようらいふく)、太陽の生まれ変わる日。
冬至のもつ意味は、緯度の高い地域ほど大きいといえますね。
(wayo-nihongo2)
2016年12月21日 09:22 |
個別ページ
ゆず湯に入ろう

冬至の日、ゆず湯に入ると風邪をひかないといわれます。
冬至になぜゆず湯かというと、
お湯につかって病気を癒す「湯治(とうじ)」にかけているとのこと。
ゆずに含まれる香り、精油成分にはいろいろな効用があります。
・血行を良くしてからだを暖める、痛みを和らげる
・ビタミンCのおかげでお肌もつるつる、しっとり
・さわやかな香りは昔ながらのアロマテラピー
寒さに疲れた体をリラックスさせてくれますね。
一番簡単なゆず湯の作り方は、
ゆずの実を5、6個輪切りにして、そのままお風呂に浮かべる方法。
ゆずの実を熱湯で20分ほど蒸らしてから、
ネットや布袋に入れて、お風呂に浮かべる方法もあります。
みかんやレモンなども、同じような効果が期待できますが、
みかんの場合は、皮を干してから使った方がいいようです。
「冬至 冬なか 冬はじめ」の言葉通り、寒さはこれからが本番。
あたたかーいゆず湯を楽しんで、冬を元気に過ごしましょう。
(wayo-nihongo2)
2016年12月20日 08:51 |
個別ページ
サンタクロースは10月に出発?

もうすぐクリスマス。
サンタクロースからのプレゼントを心待ちにしている人も多いことでしょう。
サンタクロースはそりに乗ってやって来ます。
そしてそれを引いているのがトナカイです。
サンタクロースは子どもたちのために、
早くからクリスマスの準備に取りかかります。
夏になるとひげを整え、トナカイを手入れし、ブーツをみがき始めるそうですよ。
クリスマスの名脇役であるトナカイですが、
案外小さな動物で、馬より小さく、体重は200~300kg(キログラム)です。
なにしろ寒さに強く、氷点下50度という極寒にも耐えられます。
さて、もしサンタクロースが北欧(ほくおう)からトナカイのそり乗って
日本に来るとするといつごろ出発しなければいけないか考えてみました。
北欧から日本までの距離はおよそ8000キロあります。
トナカイがそりを引く速さは時速5~10km(キロメートル)とゆっくりですから、
10月には出発しなければクリスマスに間に合わないのです。
もちろんこんなことはないわけで、
みなさんがよい子にしていればクリスマスの夜には
空から現れてプレゼントをくれると思いますよ。
ところで、サンタクロースはなぜくつ下に
プレゼントを入れてくれるか知っていますか?
昔彼が窓から投げ入れた金貨が偶然、
だんろのそばにつるしていたくつ下のなかに入ったことから、
クリスマスのプレゼントをくつ下のなかに入れる習慣になったということです。
(wayo-nihongo2)
2016年12月19日 10:08 |
個別ページ
ふくらスズメ

日に日に寒さが厳しくなるこの季節、山には雪も降り、
虫や木の実といった食べ物も減ってきています。
数少ないエサを求めて、
庭や公園にもいろいろな小鳥達がやって来ていますね。
日ごろよく見かけるスズメやシジュウカラだけでなく、
中には遠いシベリアからの来訪者も見られます。
そんな中でスズメが夏や秋に比べてずいぶんと太ったなと感じませんか?
でもあれは決して太ったからという訳ではないんです。
実は羽の間に空気を取り込んで、体を膨らませているんですね。
「ふくらすずめ」、あるいは寒スズメとも言われています。
空気というのは、とても良質な天然の保温材なんです。
保温の効果は毛糸など他の素材より、はるかに優れていると言われています。
その空気を羽の間に何層にも着込んでいるため、
あのように真ん丸に太って見えるんですね。
スズメなど野鳥達もこの時期、いろいろと工夫して、
冷たい北風と寒さに耐えているんですね。
(wayo-nihongo2)
2016年12月16日 09:03 |
個別ページ
スノーマシーン

12月早々にオープンするスキー場の秘密兵器、
それは「スノーマシーン」人工雪を降らせる器械です。
シーズン初めで雪が少ない時期、地形的に雪がつきにくい場所、
人工的に作った雪がそれをフォローしてくれます。
人工雪をつくる方法はいくつかありますが、
一番新しいのはこれ、巨大冷凍庫タイプです。
まず、大きな冷凍庫の中で霜をつくります。
この霜をかき集めて、ホースでゲレンデにまき散らします。
霜は小さな氷の結晶ですから、その感触はまさに雪そのもの。
外の気温に関係なく、たっぷり作っていつでも使うことができます。
他にも、水を噴出させて空気中で凍らせる方法がありますが、
これは、外の気温が高いと雪になりません。
また、初期の人工雪は氷を細かく砕いたもので、
融けかかったざらめ雪に近い感じでした。
人工雪も進化していますね。
人工的に雪を降らせる技術のおかげで、
昔より早く、そして長くスキーシーズンを楽しめるようになりました。
(wayo-nihongo2)
2016年12月15日 09:34 |
個別ページ
窓拭きはくもりの日に

今年も残り少なくなってきました。
大そうじやお買い物など、
年越し準備で何かと忙しい大人のお手伝いをしましょう。
おそうじは、スケジュールをしっかりたてて効率よくしたいものです。
窓拭きはくもりの日にした方がきれいにできるそうですよ。
晴れた日は太陽の光が窓ガラスにあたるのでキラキラ光ってしまい、
汚れがよく見えません。
くもりの日か朝日が上がる前の方がガラスがキラキラせず、
汚れをきちんと落とせるのです。また拭き残しも確認しやすいですよ。
もうひとつは、晴れた日は空気が乾燥するので、汚れがこびりついてしまい
落としにくくなります。
ですから湿度で汚れが緩んでいる雨上がりや曇りの日だと、
比較的楽に汚れを落とすことができるのです。
仕上げにクシャクシャにした新聞紙で円を描くように拭くとガラスに
光沢が出まるそうですよ。
やっかいな大そうじが少しでも楽にすますことが出来るように
天気を有効に活用して下さいね。
(wayo-nihongo2)
2016年12月14日 08:38 |
個別ページ
低温やけどに御用心

朝晩の冷え込みが厳しく、暖房器具を使うことが多くなりました。
使い捨てカイロや電気カーペット、湯タンポやアンカを使うときは
低温やけどに気をつけて下さい。
やけどというと火や熱湯など高温のものに触れるものと思っていませんか?
さわってすぐには熱いと感じない低い温度なので、長時間同じ所にあててしまい、
結果的には皮膚の奥のほうまでやけどをしてしまうことになります。
なってしまうとなかなか治りにくいそうです。
ではどのように予防したらいいのでしょうか?
まず、直接肌に触れないようにすることです。
使い捨てカイロは下着の上から、湯たんぽやあんかはタオルや毛布で
くるむようにしましょう。
電気アンカや電気カーペットをつけたまま、眠らないようにしましょう。
暖房器具を使ったまま気分よくうたたねしたら、低温やけどになってしまった
なんてことがないように注意して下さいね。
(wayo-nihongo2)
2016年12月13日 08:37 |
個別ページ
寒さいろいろ

寒いのが冬……といいつつ、寒さにもいろいろあります。
まず、木枯らし、からっ風など「風の寒さ」「風冷え(かぜびえ)」。
例えば、5m(メートル)の風が吹いていると、体感的には5度低く感じます。
これは、服とからだの間の暖かい空気を風が奪ってしまうからです。
気温が同じでも、風が乾いているほど体温が逃げていきます。
風が強い日の服装は、えり元やそで口がつまった上着、風を通しにくい長めのコート、
さらにマフラーで首もとをガードするのがポイントです。
もうひとつの寒さは「冷たい雨」、秋なら「しけ寒い」ともいいますね。
服が湿気を含むために、体温が逃げやすくなります。
雨にぬれた足、カサを持つ手がかじかむ寒さです。
雨の日の服装は、レインコートなど湿気をシャットアウトする上着がおすすめ。
くつにも防水スプレーをして、中に水がしみ込まないようにしましょう。
手が冷たいからポケットに、というわけにはいきませんから、
手ぶくろもお忘れなく。
気温だけでは決まらないのが実際の寒さです。
天気予報をみるときは、気温だけでなく、
天気や風、お天気キャスターのコメントなども参考にするといいですね。
(wayo-nihongo2)
2016年12月12日 10:16 |
個別ページ
夜声八町(よごえはっちょう)

深々と冷えこむ夜は、焼きいも屋さんなどの
呼び声が遠くまでよく届きます。
昔の人は、夜声八町[一町は約109m(メートル)]などと呼んでいました。
どうして冷えこむと、音が遠くまで響くのでしょうか?
おだやかに晴れた夜は、地面付近の熱が放射冷却現象(ほうしゃれいきゃくげんしょう)で空に逃げていきます。
すると、地面付近から気温が下がり始めます。
普通は上空に行くに従って、気温が下がるのに、
100~200m(メートル)上空の気温が地上より高くなり、この間が逆転層になります。
この逆転層の中では、スモッグが発生したり、
音も逆転層の中を波のように進んでいきます。
空に逃げる音が、横に流れていくので、それだけ遠くまで聞こえることになります。
遠くの電車の音や車の音がいつもよりよく聞こえたら、
翌日は晴れ、朝は冷え込むとおぼえてください。
(wayo-nihongo2)
2016年12月 9日 10:29 |
個別ページ
静電気を防ぐコーディネート

ものが触れたり、摩擦したりすると静電気が発生します。
冬は服を重ねて着ますから、
服同士の摩擦で、余計に静電気が起きやすい季節。
ただ、服の組み合わせによっては
静電気を少なくすることができますよ。
静電気といっても、服にたまる電子には、
素材によってプラスとマイナス2通りあります。
冬の定番となったフリース、それにアクリルなどは、
マイナスの電気(電子)がたまる素材。
一方、ウールやナイロンはプラスの電気がたまる素材です。
例えば、ウールのセーターにフリースの上着、
これは静電気が起こりやすい組み合わせです。
重ね着する時は、
マイナスはマイナス同士、プラスはプラス同士、
同じグループにした方が静電気は少なくなります。
また、下着には、
ひとの肌に近いグループのシルクやコットンを選んだ方が
より静電気を減らすことができます。
(wayo-nihongo2)
2016年12月 8日 09:20 |
個別ページ
地上で雪が降る目安

四季を通じて毎度おなじみの雨と、冬から春先にかけ空から舞い落ちる雪とでは、
感じや影響が全く違いますが、元をたどれば同じものです。
空に浮かぶ雲は、上空の場合、気温が低く、氷晶と呼ぶ小さな氷の粒で出来ています。
この氷晶が下の過飽和状態の水蒸気の層(雲)を通過するときに次第に発達し、
雪の結晶となります。それが更に大きくなりながら地上付近に落ちてくると、
融けて雨になります。
雪の場合は、冬は地面付近も寒くて融けずに、そのまま落ちてきたものです。
普通、上空の気温は平均すると高さ1000m上がる毎に、
約6度弱の割合で低くなります。寒波の目安は、テレビ・ラジオの放送で、
よく使われるのが上空5500mの気温です。
マイナス30度以下ですと、地面付近は0度くらいで、上空の雪が融けずに
そのまま落ちてくる状態です。
同じように1500m上空はマイナス6度以下という目安も使われます。
上でしっかり凍った場合は、地面付近が3度以下でも雪に変わってきます。
これからの季節、雪が心配な方は、マイナス30度の線がかかるかどうか、
地上の気温が3度以下に下がってくるかどうかにも注意してみて下さい。
(wayo-nihongo2)
2016年12月 7日 08:48 |
個別ページ
12月は雨から雪へ

7日は大雪(たいせつ)。大雪の降り出す頃といわれています。
いよいよ冬将軍の到来を感じさせる季節がやってきました。
では実際いつ頃から、雨より雪が降ることが多くなるのでしょうか。
札幌、新潟そして松江の11月と12月の降水を調べてみました。
11月は冬型の気圧配置となっても強い寒気が南下することは少ないので、
松江や新潟はほとんど雨になりますが、
札幌では半分くらいは雪が降ることがあります。
これが季節が進んで、12月になると強い寒気が日本の上空に
流れ込むことが多くなるので札幌ではほとんどが雪。
冬の初めの雪はまだすぐ融けますが、
このころになると根雪となって、春まで一面の銀世界となります。
新潟でも半分、松江でも3割くらいは雪が降るというように
雪が降ることが多くなってくるのです。
ちなみに年が明けて1月になれば、新潟でも8割、
松江でも半分は雪が降るようになります。
12月は雨から雪に変わる月といえそうですね。
(wayo-nihongo2)
2016年12月 6日 08:47 |
個別ページ
冬の日本海は露天風呂

冷え切った体を温めるには、ゆっくりとお風呂につかるのが一番ですね。
それも趣(おもむき)のある露天(ろてん)風呂なら、もう言う事はありません。
屋外の冷え込みが強いほど、湯気がもうもうと立ち昇って、温泉気分も満点です。
実はこの露天風呂と同じ様な現象が、冬の日本海でも起きているんです。
冬型の気圧配置になると、大陸で育った強い寒気が日本列島へとやってきます。
このとき、日本海の上空を通ることになります。
大陸から吹き出す強い寒気団ははじめのうち、空気はとてもかんそうしています。
それが日本海の上を吹きわたる際、海から次々と水蒸気を吸い上げて行きます。
露天風呂の湯気のように、海からモウモウと湯気が立ちのぼることもあるんです。
冬の海から湯気が立ち昇るなんて、不思議に思うかもしれません。
でも実は対馬(つしま)暖流の流れる日本海は、冬でも水温が10度前後もあります。
-(マイナス)20度にも達する大陸の寒気と比べれば、その差が30度にもなる日本海は、
ちょうど露天風呂のお湯のようにあたたかい存在なんですね。
こうして日本海から立ち上った湯気は、やがて雪雲(ゆきぐも)となり、
日本海側や山岳(さんがく)部に雪を降らせるようになります。
(wayo-nihongo2)
2016年12月 5日 10:41 |
個別ページ
つらーい冬の通学

これからは益々寒くなる一方で、
朝夕の通学も、だんだんつらい季節になって来ますね。
特に、夏の間は快適に風を切っていた、自転車やオートバイで通勤する大人たちも、
近頃は防寒具に身を包み、寒さに耐えているといった様子です。
実際、歩いている人と自転車やオートバイに乗っている人では、
同じ気温の時、寒さに対してどのような違いがあるのでしょうか。
一般に体に感じる温度、いわゆる体感温度は、
風速が1m(メートル)増すごとに、約1度下がると言われています。
仮に外気温10度の時で比較して見ましょう。
歩く速度は普通、時速4キロ位ですから、約1メートルの風に当るのと同じ状態です。
ただ、これ位でしたら体感温度は外気温とほとんど変わりません。
晴れた日、風さえ弱ければ、寒さは感じないでしょう。
それが時速15キロで走る自転車の人は、体感温度は5度まで下がってしまいます。
洋服で1枚位は余分にいるでしょう。
まして時速50キロで走るオートバイの人は体感温度は-(マイナス)2度まで下がってしまうんですね。
子どもも大人も、あたたかい服装で通学・通勤しましょう。
(wayo-nihongo2)
2016年12月 2日 11:48 |
個別ページ
冬の空気で肌はカサカサ

冬は素肌にとって最も手ごわい季節です。気温と湿度の両方が低くなって肌はかんそうします。
普段うるおい不足を感じていない人でも、この時期はスキンケアが必要に感じるようです。
では、どうして、気温と湿度が低くなることで肌はかんそうするのでしょうか。
まず、気温が低くなると肌に触れる空気が冷たくなります。冷たい空気に触れた肌は、
毛細血管の働きがにぶくなり、血液の循環(じゅんかん)がスムーズにできなくなります。
すると、新陳代謝(しんちんたいしゃ)が低下して、皮脂(ひし)や汗の分泌(ぶんぴつ)量が少なくなり、肌表面のうるおいの膜(まく)ができにくくなります。
こうして、肌がかんそうしやすくなります。
また、湿度が低くなると、肌に含まれている水分が、より空気中に蒸発しやすくなります。
気温が低くなることで肌表面のうるおいの膜がなくなるので、水分が空気中に蒸発するのを抑えることもできず、
肌から水分が逃げて、肌はよりかんそうしてしまいます。
早めのスキンケアによる対策が必要ですね。
(wayo-nihongo2)
2016年12月 2日 11:47 |
個別ページ
« 2016年11月 |
メインページ |
アーカイブ
| 2017年1月 »