2017年1月
大人に教えたい車のはなし(2) - 車の霜(しも)とり

車のあるおうちのみなさんは、ぜひ大人に教えてもらいたい豆知識です。
冬の屋外駐車(ちゅうしゃ)はトラブルが多いもの。
なかでも、毎朝フロントガラスにはりつく霜は
出勤前の大人にとって、時間のないときなどにはイライラのもとです。
風が弱く冷えた朝はびっしりとはりついて、
時にはこおりになっていることもあります。
そこで、短い時間で霜取りをするをするコツ。
だれでも考えるお湯をかけること、所要時間も1分もあれば問題解決ですが、
冷え切ったガラスにとって急げきな温度変化は禁物(きんもつ)です。
そこに小さなキズがあったりすると、ひび割れの原因になりますから注意しましょう。
お湯を使わずに、ヘラやブラシでこそぎとる方法がありますが、
早く取りのぞこうとゴシゴシやってしまうと、
ガラスにキズつけてしまいかねません。
しんちょうに作業すると10分くらいはかかってしまいます。
はじめから霜をよせつけない方法としては、
「凍結(とうけつ)防止スプレー」が市販されていますが、ひと冬使うとなると経費が今ひとつ。
そこで「霜よけカバー」なら経費も手間も少なくてすみそうです。
前の晩からしっかりかけておくだけで霜を防げますし、
雪が降った朝も短い時間でさっと取りのぞけます。
(wayo-nihongo2)
2017年1月31日 08:22 |
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インフルエンザを予防しよう

冬の太平洋側は、気温が低く、からっ風が吹いて空気が乾燥(かんそう)しています。
低温・低湿をこのむインフルエンザのウィルスの活動にもっともてきした季節です。
インフルエンザウィルスは非常に強い感染力を持っています。
ではどのように予防すればいいのでしょうか?
ポイントは室内の加湿と換気(かんき)です。
暖房した部屋は空気が乾燥しています。
最近は、やかんのかわりに、
電気ポットでお湯をわかす人がふえました。
それだけ台所から流れてくる水蒸気もへっています。
室内の乾燥化は、以前に比べ、格段に進んでいるのです。
室温は20度前後、夜は約17度くらい、湿度は50~55%(パーセント)にたもつのが、
健康的に暮らす目安です。
加湿器がない家庭でも、せんたく物を室内にほしたり、
バスタオルをぬらして室内にほしておくなどして部屋の加湿を心がけましょう。
また、寒いからといって窓をしめ切ったままだと、
インフルエンザウィルスがいつまでもただよっています。
こまめに換気をすることも大切です。
インフルエンザは空気感染しますので、手を洗うだけでは予防はできません。
外出にはマスク、帰ったらうがいをするなどして
インフルエンザにかからないようにしたいものです。
(wayo-nihongo2)
2017年1月30日 08:27 |
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サクラいろいろ

日本列島は今寒さのどまんなかにありますが、
沖縄(おきなわ)や奄美諸島(あまみしょとう)からは早くもサクラのたよりが届き始めています。
気象庁は季節の移り変わりの目安とするため
毎年サクラの開花などの様子を観測しています。
サクラの場合「ソメイヨシノ」という品種が観測の対象です。
このソメイヨシノは、もともと東京で品種改良が行われ、
北海道から九州にかけて広まって各地で育てられています。
しかし、南北に長い日本列島の北と南ではソメイヨシノが育ちにくいところがあります。
こうしたところでは代わりの品種が開花の目安としています。
花が満開の時期を迎えた沖縄や奄美諸島では
「ヒカンザクラ」という品種が観測基準です。
ヒカンは、濃い紅赤色を意味する緋色(ひいろ)の「ヒ」です。
小さな一重(ひとえ)の花がやや半開きになって下向きに咲くこの花は、
中国大陸の南部から台湾(たいわん)、ヒマラヤにも分布し、
カンヒザクラとも呼ばれています。
北海道は函館(はこだて)や札幌(さっぽろ)周辺には「ソメイヨシノ」ですが、
北部や東部などでは「エゾヤマザクラ」という北海道やサハリンなどにも分布する
寒さに強い品種が観測基準です。
花が大きめで色が濃いのが特徴で、ベニヤマザクラとも呼ばれます。
また、根室周辺では「チシマザクラ」という品種が観測基準になっています。
サハリン南部や千島(ちしま)南部、本州でも高い山に分布するやはり寒さに強いサクラです。
(wayo-nihongo2)
2017年1月27日 09:03 |
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必勝のカギはビタミン

受験のシーズンです。
勉強ももちろんですが、健康管理も大切です。
受験生の方には、ビタミンB1やビタミンCをとることをおすすめします。
ビタミンCは、受験生にとって最もこわいかぜの予防に役立ちます。
また、試験をひかえてたまりやすくなるストレスに対する抵抗力をつけます。
ビタミンCが多く含まれている食べ物は、新鮮な野菜や果物です。
また、ビタミンB1は勉強でつかれた体や目の疲労回復(ひろうかいふく)に役立ちます。
ビタミンB1が多くふくまれている食べ物は、豚肉・うなぎ・玄米(げんまい)などです。
それでもかぜをひいたり、つかれがたまったりしたら、思い切って休養しましょう。
体調をくずすと能率(のうりつ)は上がらないし、疲労がたまると体の抵抗力が弱まります。
思い切って休養することが、逆に勉強の能率を上げることもよくあります。
こよみの上では春といってもまだまだ寒い日が続きます。
試験当日に最高のコンディションでのぞめるように、
体調管理には十分に注意して下さいね。
(wayo-nihongo2)
2017年1月26日 11:17 |
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底冷え

晴れて風の弱い朝は、足元の気温が低くなる「底冷え」になります。
地面から約1.5メートルの顔のあたりの気温が3度でも、
もものあたりの気温は2度、足首は1度、足元の気温は0度くらいになります。
顔と足元では3度も気温が違うんですね。
また、霜(しも)や氷は地面の気温が0度以下になるとできます。
気温の観測は、地面から約1.5m(メートル)の高さで行います。
地面の気温が0度でも、1.5m(メートル)の高さの気温は3度前後です。
このため、最低気温が3度から4度くらいでも、
初霜や初氷が観測されることがあります。
服装は、上半身だけを暖かくするのではなく、
足元も充分に暖かくしてお出かけしてください。
(wayo-nihongo2)
2017年1月25日 09:58 |
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日本の寒さの記録

光の春といいつつ、大寒から立春(りっしゅん)にかけては寒さのピークです。
気象台や測候所などの記録によると、
日本で一番寒かったのは、1902年(明治35年)の1月25日、
北海道・旭川市の氷点下(ひょうてんか)41度です。
第2位は、同じく北海道の帯広で氷点下38度2分。
ちなみに日本一高い所にある富士山測候所(そっこうじょ)は、
寒さの記録では第3位、-(マイナス)38度です。
1位と2位の記録は、同じ年の1月25日と26日、
つまり同じ寒波(かんぱ)で観測されました。
この記録的な寒波の中、青森県の八甲田山(はっこうださん)では、
雪中行軍(せっちゅうこうぐん)の訓練中、連隊の200人あまりが遭難(そうなん)、
そのほとんどが命を失うというひさんな結果となりました。
当時の家の造りや暖房の状況を考えると、
この寒波の厳しさは、現在と比べものにならないでしょう。
都市化が進み、昔ほどは冷えなくなったといわれています。
それでも、北海道の内陸では、
氷点下30度近くまで冷え込む朝があり、
100年前も今も、大陸からの寒波の最前線にあることは変わりません。
(wayo-nihongo2)
2017年1月24日 08:39 |
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顔で感じる寒さ

気温が氷点下(ひょうてんか)になってくると、
寒いというより、冷たいという感触になってきますね。
とくに、むき出しになっている顔は
ダイレクトに空気の冷たさを感じます。
そんな「顔」で感じる気温の目安をみてみましょう。
たとえば、帽子をかぶらずに外を歩いていて頭が痛くなったら、
気温は氷点下10度ぐらい。
鼻から息を吸ったとき、鼻の穴がくっつくような感じがしたら、
氷点下15度近くまで下がっています。
(これは鼻毛がこおりつくため。正確には氷点下14.3度)
もっと下がって、氷点下20度以下になると、
眉毛やまつ毛に霜(しも)がついて真っ白になります。
もう顔を出して歩けないぐらいの寒さです。
さらに、日本では観測されていませんが、
氷点下50度まで下がると、
はく息がたちまちこおって、サラサラと音をたてるといいます。
ゆっくり息を吸わないと肺が凍傷(とうしょう)になるので、
こういった極寒(ごくかん)のなかで走るのはとても危険だそうです。
これはあくまで目安で、天気や風、空気の湿り具合など、
気温以外の条件によって、寒さの感じ方はまったく違ってきます。
スキー場などいつもより寒いところに行ったとき、
温度計と体感を比べてみてはいかがでしょうか。
(wayo-nihongo2)
2017年1月23日 08:27 |
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梅(うめ)の開花前線

今年も梅の花だよりが聞かれる季節になりました。
梅の咲き始める時期は、その年の天候によって多少違いますが、
太平洋に沿った気候の暖かい南の地方では、1月中旬ころから梅が咲き始めます。
2月に入ると関東や東海・近畿(きんき)などでも咲き始めます。
1月下旬から2月の上旬は、寒さがとうげをこえる時期ですから、
梅の開花は季節が春へ折り返すことを知らせるサインとも言えるでしょう。
関東から西では、ひと月くらいの間に各地で梅が開花しますが、
春の遅い北国は足取りが遅く、
東北地方が2月のなかばごろから4月末にかけて、
北海道では桜よりも遅れて5月に入ってからのところがほとんどです。
東京から盛岡までは新幹線ではおよそ2時間半ですが、
梅の咲き始める時期は2か月半もあとです。
ちなみに満開になるのは、
関東から西の地方では咲き始めてから15日から20日くらいですが、
東北地方ではおよそ10日で、北国の春がいっせいに花咲くことがうかがえます。
(wayo-nihongo2)
2017年1月20日 08:38 |
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光の春

小寒(しょうかん)から大寒(だいかん)を経て節分(せつぶん)にかけては一年でもっとも寒さのきびしい時期ですが、
ひと足早く春に向かってもう歩み始めているものが日脚(ひあし)です。
東京の日の出の時刻を見ますと、
冬至(とうじ)のころは午前6時47分。
1月5日小寒のころは最も日の出が遅くなって6時51分。
1月20日大寒ころは6時49分。
2月3日の節分は10分ほど早く6時40分です。
もちろん日没(にちぼつ)も遅くなり、日脚は確実に伸びています。
光の春の始まりとともに、寒さ<冬>の折り返し点を過ぎようとしています。
(wayo-nihongo2)
2017年1月19日 09:35 |
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花粉症患者割合

花粉症のみなさんにとっては、気の重たい季節が近づいてきました。
こちらは、花粉症による初診(しょしん)患者の割合を表しています。
データは、昨年の東京都千代田区のもの。
1月の後半から少しずつ出始めて、
2月の半ば頃からは急激に増加していることが分かります。
この急増し始める2月なかばというのは、
スギ花粉が本格的に飛び始めるころと重なります。
スギ花粉は、1月なかば頃からは、日によっては飛び始め、
2月なかばから毎日飛ぶようになるんですね。
それでは、予防を始めるのは、いつがいいでしょうか?
スギ花粉が飛び始めてからでは遅く、
本格的な飛散の2週間前頃がいいとされています。
この本格的な飛散は、年によって違います。
花粉情報に注意して、いつごろ飛散するかをチェックしましょう。
症状を重くしないために、早め早めの予防を心がけたいものです。
(wayo-nihongo2)
2017年1月18日 09:00 |
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寒い冬はガス代が増加

冬の暖房費はどのくらいかかるものでしょうか?
東京のマンションで暮らす3人家族で、
7年間の暖房費、ガス料金を調べてみました。
平成10年の1月は12,360円、
この年は平均気温が5度3分の寒い冬でした。
7度6分と暖かい冬だった平成12年より、2倍近くになっています。
これをもとに計算すると、1日の平均気温が1度下がると、
1日あたり115円の暖房費がアップ、出費がかさむことになります。
寒い冬ほどおさいふも寒い、ということですね。
エアコンなど電気で暖房している家ではさらに暖房費がかかり、
灯油の場合はもっと少ないでしょう。
せっかく暖房しても、窓や壁から逃げる熱がかなりあります。
カーテンを床まで届く長いものにするなど、
熱を逃さない工夫をすると、暖房費を節約できますよ。
ぜひ家族のみなさんに教えましょう。
ただ、部屋を密閉しすぎると空気がよごれますから、
1時間に1回は窓を開けて、換気をした方がいいでしょう。
(wayo-nihongo2)
2017年1月17日 08:39 |
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なだれに注意

ウィンタースポーツを思いっきり楽しめる季節ですが、
家族で山に出かけるみなさんは「なだれ」に要注意です。
なだれの種類には、大きく分けてふたつあります。
ひとつは「新雪なだれ」、もうひとつは「底なだれ」です。
「新雪なだれ」は古い雪の上に積もった新雪の層がすべり落ちるもの。
上の雪の層だけがくずれるので「表層(ひょうそう)なだれ」ともいいます。
寒さの厳しい真冬に発生することが多く、
時速100km(キロメートル)以上、新幹線並みの猛スピードで落ちてきます。
新雪なだれは前触れがなく、突然発生するのが怖いところ。
なだれによる遭難(そうなん)は、ほとんどこのタイプで起きています。
ひとが立ち入った振動(しんどう)で発生することが多いので、
スキー場では滑走(かっそう)エリア外に出ないようにしましょう。
一方、「底なだれ」は積もった雪の層が根こそぎ斜面(しゃめん)をすべり落ちるもの。
雪の層全体がくずれるので「全層(ぜんそう)なだれ」ともいいます。
雨や気温の上昇により、地面付近の雪がとけることで発生します。
新雪なだれが冬に多いのに対して、
底なだれは春先の暖かい日に起こりやすくなります。
なだれは角度が15度以上の斜面、
スキー場の中級コースぐらいの傾斜から発生するといわれています。
気象台の発表する天気予報やなだれ注意報に注意して、
事故のないように雪山を楽しんでください。
(wayo-nihongo2)
2017年1月16日 11:01 |
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雪焼けに注意

スキーシーズンたけなわ。
休日ともなると各地のスキー場は、
スキーはもちろん、ソリ遊びやスノーボードを楽しむ人たちでいっぱい。
お天気にめぐまれれば、
真っ青な青空の下、思い思いに自分のシュプールをえがいています。
でも御用心(ごようじん)!
終わって鏡(かがみ)をみたら、顔が真っ黒に焼けていたなんて経験はありませんか?
冬場は気温が低いためについ油断しがちですが、
実は、雪は太陽光線の反射率が高いのです。
たとえば、真っ白な新雪の場合の反射率は約90パーセント、
春先の雪のように泥などが混じって汚れた古い雪でも
約50パーセントくらいあります。
つまり雪の上では、直射日光の2倍近い太陽光線をあびるのです。
寒さの底の時期で、夏に比べて紫外線の量が少ない時期ですが、
冬至(とうじ)が過ぎて、陽射しはわすかずつ強くなリ始めています。
日焼け対策やゴーグルなどで目を守りながらウィンタースポーツを楽しんで下さい。
(wayo-nihongo2)
2017年1月13日 09:07 |
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雪穴はあたたかい

雪といいますと、冷たさと寒いという印象が頭に浮かびがちです。
でも昔から冬山で働く人や冬山登山者は、
雪を逆に利用して、寒さをしのぐこともあるようです。
雪に閉ざされた冬の高山は、
気温が-(マイナス)20度、ときには-30度以下に下がってしまう事もあります。
平地も同様ですが、晴れて星がかがやくような夜ほど、
冷えこみは一段と厳しいものになってしまいます。
この場合、雪洞(せつどう)と呼ばれる雪穴と、冬山用のテントで
寒さを比較してみましょう。
かりに暖房を一切しない場合ですと、-30度まで冷え込んだ時は、
テントの中でさえ-25度くらいまでさがるそうです。
身も心もこおりつくような気温で、寝袋に入ってもなかなか寝つけない事でしょう。
一方、雪穴の場合はどうでしょうか。
入り口さえ風が入らないようにしておけば、
穴の中はせいぜい-4度くらいからは下がりません。
ロウソク一本ともしただけでも、中はけっこう暖まるようです。
これは雪の保温作用によるんです。
冬山に入る方々は、非常の場合はもちろん、
積極的に雪穴を使う事もあるようですね。
(wayo-nihongo2)
2017年1月12日 09:04 |
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大人に教えたい車のはなし(1) - 雪道運転

ウィンタースポーツといえば、スキーやスノーボード。
ゲレンデに足に車を利用する人も多いでしょう。
普段雪のない地方からゲレンデに向かうと、途中から急に雪道になります。
雪道は、降り積もった雪が変化して、見えない凍結(とうけつ)やわだちができています。
冬道雪道で注意することは「急」のつく運転をしないということです。
急発進はやめましょう。
アクセルを踏みすぎると、タイヤが空回りして前に進めないことがあります。
エンジンの回転数を抑え気味にそーっと走り出しましょう。
急ハンドルをきると、車が回転して思い通りに曲がれません。
あらかじめ速度を落としておいて、ゆっくり曲がって下さい。
また、急な加速もタイヤがスピンして車の姿勢が乱れます。
さあ、走ったら止まるです。
急なブレーキはさけましょう。タイヤがロックされ路面を滑るだけで、
なかなか止まらないばかりか、車がスピンすることもあります。
急ブレーキをかけないためには、スピードを控えること、
そしてブレーキをかけるときは何回かにわけて踏むことです。
(wayo-nihongo2)
2017年1月11日 09:00 |
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雪の保温(ほしつ)力

ふだん雪のない地方の方が雪国に出かけると、
思ったほどは寒く感じないと言う話を聞きます。
実は雪には冷たいという反面、意外とも思える保温力があるんです。
例えば気温が-(マイナス)20度まで下がったような時でも、
あつく積もった雪の下では、0度前後からは下がりません。
このような雪の保温作用を、雪国では野菜の保存に利用しているんですね。
冬の漬物や鍋物に欠かせない白菜をはじめとして、
こぼう、大根、人参などを地面にならべて、
ゴザやムシロなどをかぶせておくそうです。
この上に雪があつく降り積もれば、
厳しい寒気にさらされる事も無く内部は0度くらいに保たれます。
また、湿度も一定に保たれますから、
野菜が腐敗(ふはい)したり乾燥(かんそう)したりすることなく新鮮なままで
春まで保存できるようです。
雪の下は天然のチルドルームといったところでしょう。
雪はどうしても冷たいイメージが先行してしまいますが、
雪国の人達は、このような雪の保温作用を
暮らしの中でうまく利用しているんですね。
(wayo-nihongo2)
2017年1月10日 08:40 |
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七草粥(ななくさがゆ)は薬膳(やくぜん)料理

「せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ これぞななくさ」
と、三十一文字の歌に詠まれた「春の七草」。
「七草粥」のならわしは、平安時代初期に中国から伝わった宮中行事で、
江戸時代に庶民(しょみん)のものとなって現代に受け継がれています。
このうち、すずなはカブ、すずしろは大根で、おなじみの野菜ですが、
ほかの5つは田んぼのあぜ道や畑の野草や雑草です。
はじめは、冬場の野菜不足をおぎなうという意味合いが強かったようですが、
寒いなかめぶいた雑草ならではのたくましさをいただくという考えも加わりました。
また、現在では七草のさまざまな薬効成分がわかっています。
せりには、消化機能や子どもの熱さまし。
なずなは、目の充血や視力の改善。
ごぎょうは、せきやたんを止める効果。
はこべらは、歯ぐきや胃の健康、母乳の出がよくなる。
ほとけのざは、胃腸や血圧を下げる、だぼくや筋肉の痛みに効く。
かぶの葉はりにょうやべんぴ。
大根は胃や腸を整えて消化を助け、コレステロールを下げる効果。
お粥に使う「お米」そのものも胃腸薬として作用するそうです。
全部が揃わなくても、かぶや大根・せりの他、
みつば、ほうれん草や小松菜・ちんげん采にかえても、
どなたも身近に手に入る七草の組み合わせといえるでしょう。
さっと塩茹でをして細かく刻み、
土鍋や炊飯器のお粥モードで炊き上げれば出来上がり。
お正月料理や寒さの中の運動不足で、
お疲れ気味の胃や体を七草がゆや七草雑炊でいたわりませんか。
(wayo-nihongo2)
2017年1月 6日 08:34 |
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雪は重い

雪は、私たちの想像以上に重いものです。
しめった雪が10cm(センチメートル)積もったときの重さは、
10m(メートル)四方で、およそ1t(トン)にもなります。
これは、体重200kg(キログラム)のおすもうさん5人と同じ重さになります。
10m(メートル)四方というのは、だいたい1軒の家の屋根の広さくらいです。
20cm(センチメートル)積もれば2t(トン)、1m(メートル)積もれば10t(トン)にもなります。
このため、大雪の時は雪おろしをしなければなりません。
屋根の雪おろしは、必ず大人といっしょに行いましょう。
また、下に人がいないか、十分に確認しましょう。
雪の下になってしまうと、自力では脱出できません。
発見が遅れれば、思わぬ事故につながることもあります。
また、神社やお寺、体育館など大きな屋根は、
それだけ大量の雪が落下するおそれがありますから、
軒先(のきさき)から十分にはなれて、安全なところを通りましょう。
東京など雪が少ない地域の場合、20cm(センチメートル)ぐらいの雪でも、
アーケードや車庫がつぶれてしまうことがあります。
早めに雪かき、雪おろしをした方がいいですね。
(wayo-nihongo2)
2017年1月 5日 09:41 |
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